私が初めてプレイしたゲーム、それが「マザー2 ギーグの逆襲」でした。
まだ幼かった頃、母がやりたくて買ってきたゲームのコントローラーを奪い取って、ネスと共に冒険の旅に出たあの日のことは今でも鮮明に覚えています。
(宿題もしないでゲームしていたので、電源を抜かれたことも良い思い出ですｗ)
ユニークなキャラクターたち、感動的なストーリー、そして心に響くサウンドトラック。すべてが新鮮で、夢中になってプレイした日々が懐かしいです。
「マザー2」は、ただのゲームではなく、私にとって特別な思い出が詰まった作品です。今回は、その魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。ネスたちの冒険を通じて感じた感動や驚きを、ぜひ共有させてください。
ゲームのタイトルと基本情報
タイトル: マザー2 ギーグの逆襲
開発会社: 任天堂
発売日: 1994年8月27日（スーパーファミコン版）
対応プラットフォーム: スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンス、Wii Uバーチャルコンソール、Nintendo Switch Online
ゲームの概要
マザー2は、主人公ネスがギーグの野望を阻止するために仲間を集めて冒険に出るRPG（ロールプレイングゲーム）です。ユニークなキャラクターや独特のユーモア、感動的なストーリー展開が特徴です。
1994年、前作『MOTHER』の発売から約5年後にリリースされた「マザー2 ギーグの逆襲」。このシリーズ第2作目も、コピーライターの糸井重里がゲームデザインとシナリオを手掛けています。キャッチコピーは「大人も子供も、おねーさんも。」という、幅広い層に向けたメッセージが印象的です。
広告宣伝には、当時人気絶頂だった木村拓哉を起用。テレビCMでは、ゲームの内容には一切触れず、木村と幼稚園児が喫茶店でやりとりするシーンが話題を呼びました。
ゲームあらすじ
イーグルランドのオネットに住む少年ネスは、ある夜、隕石が裏山に落下したことをきっかけに冒険へと旅立ちます。
隣人のポーキーと共に隕石を見に行ったネスは、未来から来たカブトムシのような生き物「ブンブーン」と出会います。
ブンブーンは、未来の地球が宇宙人ギーグの侵略により危機に瀕していることを告げ、ネスに地球を救う使命を託します。
ネスは、ポーキーの弟ピッキーを救出し、未来からの刺客「スターマンのむすこ」を撃退しますが、ブンブーンはポーキーの母親に叩き落とされてしまいます。
ブンブーンは最後の力を振り絞り、ネスに今後の使命を伝え息絶えます。
翌朝、ネスは家族に別れを告げ、地球の未来を救うための冒険の旅に出発します。
ゲームシステム
敵とのエンカウント方式がシンボルエンカウントを採用しており、フィールド上の敵シンボルに触れることで戦闘が開始されます。
敵の後ろを取ると先制攻撃ができ、逆に後ろを取られると敵側から先制攻撃されます。
この方式で面白いのは、主人公たちのレベルが高いと敵が逃げ回り、条件を満たせば戦闘画面に入ることなく即座に勝利が決まります。
戦闘中のHPとPPはドラムカウンター形式で表示され、増減が時間をかけて行われます。致命的なダメージを受けても、HPが0になる前に回復させるか戦闘を終えることで気絶を防ぐことができます。ガッツが高い場合、HP1で踏みとどまることもあります。
気合いと根性が目に見えるのは面白いですね。
ドラムロール方式で致命傷を受けてもカバー可能ですが、
判断速度などが求められますねｗ
キャラクターと世界観
キャラクター紹介
ユニークなキャラクターと多彩なロケーションが織りなす魅力的な冒険の舞台です。
プレイヤーはネスと共に、この奇妙で感動的な世界を探索し、ギーグの野望を阻止するための旅に出ます。
簡単にキャラクターと世界観を紹介します。
ネス
- 主人公の少年。イーグルランドのオネットに住む普通の少年ですが、隕石の落下をきっかけに冒険の旅に出ます。超能力（PSI）を使いこなし、仲間たちと共にギーグの野望を阻止するために戦います。
ポーラ
- ネスの仲間で、強力なPSIを使う少女。ポーラはネスと共に冒険し、彼の旅をサポートします。彼女の心の強さと優しさが物語を彩ります。
ジェフ
- 天才少年で、科学の知識を駆使して様々なガジェットを作り出します。ジェフは戦闘でもその技術を活かし、仲間たちを助けます。
プー
- 東洋の国「ダラム」の王子。武術とPSIを駆使して戦うプーは、ネスたちの旅において重要な役割を果たします。
ブンブーン
- 未来から来たカブトムシのような生き物。ネスに地球を救う使命を託し、冒険のきっかけを作ります。
世界観紹介
「マザー2」の舞台は、199X年の地球をモデルにした架空の世界「イーグルランド」です。この世界は、現実のアメリカを意識した現代的な設定が特徴です。
オネット
- ネスが住む緑豊かな町。平穏な田舎町ですが、隕石の落下をきっかけに物語が動き出します。
ツーソン
- ポーラが住む町。ネスが最初に訪れる大きな町で、様々なイベントが待ち受けています。
サターンバレー
- どせいさんが住む不思議な村。独特の言葉遣いとユーモラスなキャラクターが魅力です。
ハッピーハッピー村
- 青いペンキで塗られた建物が特徴の村。カルト教団「ハッピーハッピー教」が支配しています。
ムーンサイド
- 現実とは逆の世界が広がる不思議な町。ここでは「はい」が「いいえ」、「いいえ」が「はい」となります。
ランマの国
- プーの故郷である東洋の国。伝統的な文化と風景が広がり、プーの修行の場でもあります。
プレイ体験
マザー2の魅力は、ユーモアと感動が詰まったストーリーにあります。キャラクターの成長や仲間との絆が深まる過程が楽しいと評判です。独特のユーモアや感動的なストーリー、魅力的なキャラクターが好評ですが、一部の戦闘が難しいと感じることもあるようです。
難易度は中程度で、戦略を考えながら進める楽しさがあります。また、リプレイ性も高く、何度でも楽しめるストーリーやキャラクターが人気の秘訣です。
以下のプレイ動画を参考に、興味があればプレイされるのもオススメです。
個人的総合評価
総合評価は★★★★★。
ユニークなストーリーとキャラクターがとても魅力的です。ネスやポーラ、ジェフ、プーといった個性的なキャラクターたちが織りなす物語は、笑いあり涙ありの感動的な冒険です。特に、ネスが仲間たちと絆を深めながら成長していく姿には心を打たれます。
また、感動的なサウンドトラックもこのゲームの大きな魅力です。糸井重里さんが手掛けた音楽は、シーンごとにぴったりとマッチしており、プレイヤーの感情を揺さぶります。特に、エンディングテーマは何度聴いても涙がこぼれそうになるほど感動的です。
レトロゲームが好きな方には、ドット絵の美しさや懐かしさを感じられる「マザー2」は特におすすめです。また、感動的なストーリーを楽しみたい方にも、このゲームはぴったりです。現代のゲームにはない独特の魅力が詰まっており、一度プレイすればその世界に引き込まれること間違いなしです。
「マザー2」は、ただのゲームではなく、心に残る体験を提供してくれる作品です。ぜひ一度、その魅力を体感してみてください。
もっと詳しく知りたい方は下記の公式サイトなどを見てみると良いかもしれません。
ＭＯＴＨＥＲ２ (nintendo.co.jp)
