その展開はズルいって…!結末で全てひっくり返るアニメ10選

アニメ

「最後まで観て、やっと意味がわかった」「結末が衝撃すぎて震えた」──そんなアニメ、ありますよね。

今回は、観ている途中ではまったく予想できなかったのに、終盤で一気に世界がひっくり返る。そんな“どんでん返し”が魅力のアニメを10本ご紹介します。

全部2010年以降に放送・公開された作品だけを厳選。ジャンルはさまざまですが、共通しているのは「最後に裏切られる快感」があること。

まだ観ていない人は、ぜひ“何も知らずに”観てください。


シュタインズ・ゲート(2011)

時間がズレる。運命が歪む。そして全てが繋がる。

中盤までは難解なSFに感じるかもしれません。でも、後半に入ると全ての会話、選択、ミスがひとつの未来に繋がっていたと分かったとき、鳥肌が止まりません。

ラストの数話はまさに神回の連続。しかも、それまでの展開が“伏線だった”と気づかされる構造が秀逸すぎて、観終わったあとすぐ最初から見直したくなります。

「世界線」というワードが脳に焼き付く作品です。

メイドインアビス(2017)

冒険×ファンタジー=地獄の入り口?

見た目は可愛いキャラデザなのに、中身はとにかくエグい。人の欲望、倫理、覚悟…すべてが試される“アビス”の旅。

序盤はワクワクの冒険譚。でもある地点から空気が変わります。そこから先は予想を遥かに超えた展開が連続。

結末では、これまで信じてきた“物語の常識”が崩れていく感覚すら味わえます。絶望を知り、なお前に進む強さが試される。

かげきしょうじょ!!(2021)

舞台裏の光と影。真実はセリフの外にある。

華やかな歌劇学校を舞台にした青春もの…と思いきや、それだけじゃありません。

キャラそれぞれが抱える過去が徐々に明かされていく構成で、ある回を境に“見え方”が一変します。

とくにあるキャラクターの背景が明かされたとき、「この子にこんな想いがあったなんて…」と涙が止まりませんでした。すべてのセリフが裏返るような感覚。

Re:ゼロから始める異世界生活(2016)

死に戻りだけが絶望のスタート。

異世界転生モノと思わせておいて、蓋を開けたら絶望と残酷が押し寄せる構造。

サブカル的なノリを期待して観ると、序盤からガッツリ裏切られます。そして何度も“やり直し”を繰り返す中で、ある真相に近づいていく。そこから怒涛のどんでん返し。

「ヒロインが可愛い」と思って観ていた人ほど、衝撃を受ける構成です。

イエスタデイをうたって(2020)

静かに裏切られる、現実の優しさと残酷さ。

恋愛群像劇っぽい雰囲気から始まりますが、関係性の“ズレ”が徐々に積み重なっていきます。

結末では、まさかの人物が核心に関わっていたことが明かされ、「そういうことだったのか…」と呆然。

派手などんでん返しではありません。でも、登場人物の視線、選択、心の声──その“見せてなかった部分”を思い出した瞬間、物語の意味が反転します。

ODDTAXI(2021)

伏線の化け物。全部がつながる衝撃。

最初は「動物キャラの日常系?」と思いきや、これがまさかの社会派ミステリー。

すべてのキャラに意味がある。すべての会話にヒントがある。そして、ラストでようやく真相が明かされたとき、その構成力と伏線回収力に震えました。

視聴後、ネットで考察記事を読み漁りたくなるタイプのアニメです。

僕だけがいない街(2016)

“あの人”が犯人だったなんて…

タイムリープ×ミステリーという設定から、観る側もつい推理してしまいます。でも、この作品は読者の予想をあえて裏切る構造が仕掛けられていて、それが絶妙。

何気ない日常の中に潜む違和感。その正体に気づいた瞬間、背筋がゾワッとします。そして、主人公の選択にこめられた想いも泣けるポイント。

月がきれい(2017)

あまりにリアルすぎる、恋と成長の物語。

一見すると、どんでん返し要素は薄く見えるかもしれません。でも、この作品は“思い込み”を上手く使ってくるんです。

「こうなるだろう」と思っていた展開が、ある演出でまったく違う印象に切り替わる。心の動き、距離感、表情──全てが静かに裏切ってくる。

結末を観たあと、静かに涙が出ました。余韻で泣けるタイプの一作です。

アクダマドライブ(2020)

スタイリッシュにぶっ壊す、正義と秩序の概念。

サイバーパンクっぽいビジュアルとバイオレンスでスタートするアニメですが、進むにつれて「正義って何?」を問われ始めます。

終盤で明かされる真相と、主人公たちの“立場”の反転には思わず鳥肌。社会システムへの風刺も効いていて、観終わったあとに考えさせられる深さも。

全話通してテンポもキレキレ。観て損なしです。

ヴァニタスの手記(2021)

信じていた関係に、裏がある。

バンパイア×ファンタジー×心理戦。設定だけでワクワクしますが、この作品の真価は“信頼の崩壊”と“真相の裏切り”にあります。

とくに、あるキャラの“過去”が明かされた瞬間、すべてが変わります。「最初から伏線あったじゃん…!」と気づいて愕然。

作画も音楽も雰囲気たっぷりなので、エモさに包まれながら衝撃を受ける感覚、ぜひ味わってほしいです。


まとめ:何も知らずに観てほしい。だからこそ面白い。

今回紹介した10作品は、いずれも“観終わったあとに世界の見え方が変わるアニメ”ばかりです。

どんでん返しって、ただ驚かせるだけじゃなくて、それまでの感情の流れが一気に反転する体験。その瞬間に「やられた…」と思える感覚はクセになります。

まだ観てない作品があったら、できるだけ前情報なしで。きっと、最後に「ズルいって…!」って口に出てしまうはずです。

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